洗浄能力の比較
◆次亜塩素と過酸化水素、アルバスクリーンの性能比較表
次亜塩素と過酸化水素での洗浄は、低濃度でもある程度の汚れを落とす事は可能で、循環しているお湯中に汚れが目視確認できるので施設のオーナーや管理者様は、汚れが落ちたと錯覚してしまいますが、バイオフィルムを完全に除去することは理論的に不可能で、特にバイオフィルム下に生息しているレジオネラ菌などは、バイオフィルムを除去しない限り殺菌することはできません。 またバイオフィルムは次亜塩素酸ナトリウムなどに対して耐性を持つ事が知られています。
過酸化水素は配管洗浄剤ではありません。
発泡、漂白、殺菌作用があるが、配管内の汚れは発泡作用で除去しているだけで、バイオフィルムの分解、除去はできていません。
次亜塩素は湯に対する効果のみです。
湯に対する漂白、殺菌作用があるが、配管や濾過器などのバイオフィルムを分解、除去することはできません。
比較項目 |
次亜塩素 |
過酸化水素 |
アルバス |
バイオフィルムの除去 |
× |
△ |
○ |
バイオフィルム下 |
レジオネラ属菌の殺菌 |
× |
△ |
○ |
大腸菌群の殺菌 |
× |
△ |
○ |
硬質スケールの除去 |
× |
△ |
△ |
バイオフィルム上 |
レジオネラ属菌の殺菌 |
○ |
○ |
○ |
大腸菌群の殺菌 |
○ |
○ |
○ |
硬質スケールの除去 |
× |
△ |
△ |
※△印は、発泡作用でバイオフィルムやスケール等を剥ぎ取る効果はあるが、薬剤の効果で殺菌、除去することはできない事を意味して言います。
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